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ネットワークストレージ業界の標準ハードウェアSupermicro 6036ST-6LR

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ここ2年ぐらいの間に、いろんな形でのSSD/FlashとHDDを組み合わせた形で高速化を図っているネットワークストレージ(NFS/iSCSI)の製品が出ています。

以前、うちのblogでも紹介したTintri VMstoreNimbleStorageがそんな感じの製品です。

で・・・Tintri VMstoreは特徴がそのままだったので、すぐにわかったのですが、
NimbleStorageも、よくよく調べてみれば情報があり、正体がわかってきました・・・

どっちも、Supermicro社のSuper Storage Bridge Bay (SBB)シリーズSYS-6036ST-6LRでした。(日本の代理店ページ)

まぁ、マザーボードを2枚積んで、両方のシステムからストレージベイにアクセス出来るようなサーバ筐体で、汎用的な製品が他にないので、こうならざるおえないですけどね。

1筐体にマザーボードが2枚積まれていますが、マザーボード間は10GbpsのNIC 2組でクロス接続されており、そこを使ってアクティブ/スタンバイ監視をおこなったり、キャッシュ情報のやりとりなどをおこなったりします。
(まぁ、そこらへんは、ソフトウェア実装に依存しますが)

また、マザーボードには拡張スロットが3つ(PCIe x8が1,PCIe x4が2)と、SASポートが1つあるので、拡張性という面でもまずまずなところです。

Tintri VMstore T540の方は、拡張筐体をサポートしていませんが、
NimbleStorage CS2xxシリーズの方は、拡張筐体をサポートしています。

まぁ、肝心なのは上に載せるソフトウェアの問題なので、ハードウェアが一緒であったとしても、違いが出せれば問題ないですけどね


Flash Air ProがFlucard ProのTREK2000から発売?

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Flash Air Proという製品が、Flucard Proを販売しているTREK2000から販売になるようです。

東芝から販売しているFlash Airと、ロゴも同じなので、販売者が変わるって感じになるんでしょうかね。

flashairpro
FlashAir Pro
flashcard
FlashAir
flucard
Flucard Pro

で・・・Flash Air Proのサポートページを見てみると、早速Firmware 1.15なんてものが出てるわけですよ。
もちろん、ダウンロード

Flucard/PQI AirCardの時と同じ手法で展開。(「PQI AirCardのfirmwareが出たのでFlucard Proのfirmwareとざらっと比較」)

$ ls -l
合計 5340
-rwxrwxrwx 1 osakana user     261  4月 16 16:26 autorun.sh
-rwxr--r-- 1 osakana user 2853952  4月 16 16:26 image3cc
-rwxr--r-- 1 osakana user 2450426  4月 15 20:36 initramfs3cc.gz
-rwxrwxrwx 1 osakana user  114844  4月 15 19:01 program.bin
-rwxr--r-- 1 osakana user     124  4月 15 19:03 version3.txt
$ expr 2450426 - 8
2450418
$ cat initramfs3cc.gz |tail -c 2450418 > initramfs3cc-tmp.gz
$ file initramfs3cc-tmp.gz
initramfs3cc-tmp.gz: gzip compressed data, from Unix, last modified: Mon Apr 15 20:18:37 2013
$ gzip -dc initramfs3cc-tmp.gz > initramfs3cc-tmp
$ file initramfs3cc-tmp
initramfs3cc-tmp: ASCII cpio archive (SVR4 with no CRC)
$ ls -l initramfs3cc-tmp
-rw-rw-r-- 1 osakana user 4611584  5月 18 09:46 initramfs3cc-tmp
$

で、initramfsを展開していくと、いろいろ出てくる、という手法は変わらずでした。

「/etc/init.d/rcS」にはちょっと興味深い記述が・・・

get_toshiba -p "APPMODE"

なんてのがありまして、東芝版FlashAirとの関連性をうかがわせるものとか

firmwareアップデートが終わった後の初回起動時に、SDカード内部を掃除するための記述が以下の様になっていて

if [ -f /mnt/sd/program.bin ];
then
        echo "delete program.bin so that it will not program again"
        #refresh_sd
        echo "rm program.bin"
        rm -f  /mnt/sd/program.bin
        rm -f  /mnt/sd/Image
        rm -f  /mnt/sd/image
        rm -f  /mnt/sd/initramfs.gz
        rm -f  /mnt/sd/u-boot.bin
        rm -f  /mnt/sd/mtd_jffs2.bin
        rm -f  /mnt/sd/ka_bootldr.bin
        rm -f  /mnt/sd/Image3
        rm -f  /mnt/sd/image3
        rm -f  /mnt/sd/initramfs3.gz
        rm -f  /mnt/sd/Image3cc
        rm -f  /mnt/sd/Initramfs3cc.gz
        rm -f  /mnt/sd/image3cc
        rm -f  /mnt/sd/initramfs3cc.gz
        <略>

Flucard ProとPQI AirCardの両方に対応できる記述になっていたり

#flu_app 8
#refresh_sd

Flucard用アプリの起動がコメントされてたり、flu_app自体はbin内にあったり、と、基本的には、Flucard Pro GEN3と同等で、+東芝アプリ、という雰囲気を感じます。

まぁ・・・実物がいつ出てくるのか楽しみですね。

格安050VoIP電話を使って自宅回線としてみる

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いま、自宅の電話はbiglobeのVoIPサービスを使っている。
それをプロバイダとは直接関係しないVoIPサービスに替えてみようと思った。

050電話回線の候補は3つ。
・Fusion個人向け:FUSION IP-Phone
・Fusion個人向け:FUSION IP-Phone SMART
・Covia個人向け:FleaLine Light

まぁ、3つあげたけど、実際には、これ、全部、Fusion VoIPを利用しているので、実体は1つ、という感じです。
なので、通話料とか無料通話可能先はどれでも同じです。

・基本料が無料だけど、βサービス中なFUSION IP-Phone SMART
・留守番電話と着信転送サービスが無料になったFUSION IP-PhoneとIP-Phone SMART
・追加料金で市外局番03の電話番号も持てるFLeaLine Light
という感じでしょうか。

うちは、個人向け開始が一番早かった、FleaLine Lightを1回線と、使わない限りは月額料金がかからないFUSION IP-Phone SMARTを1回線もっています。

ちなみに、FUSION IP-Phone SMARTは公式サイトを見ると、スマートフォンでしか使えないように見えますが、よくあるご質問に「IP-Phone SMARTはパソコンにインストールしたソフトフォンでも利用できますか?」と「IP-Phone SMARTはIP電話機でも利用できますか?」があり、どちらも「できます」と回答されているとおりに、使って問題ないのです。

そんなわけで、入手したのが、Grandstream Networkの「HandyTone 702 ATA

買ったのは2012年12月で、日本で取り扱ってるところがなかったので、ebayで買いました。
送料込み$53。当時だと日本円で4400円でした。

この機種を選んだ理由は、ルータ機能が必要であれば「HandyTone 502 ATA」なのですが、不要。
1回線のみの「HandyTone 701 ATA」と、2回線のHandyTone 702 ATA、4回線のHandyTone 704 ATAを比較したところ、価格的に701と702で大差がなく、4回線も必要ない、ということで「Handy Tone 702」ということになりました。

このHandy Toneは、Web GUIもマニュアルも、英語です。
日本語はありません。
マニュアルに関しては、旧機種についてのものが検索すれば出てくると思いますが、まぁ、必要無いでしょう。

使い方は簡単
HT702-2
「LANポートにLANケーブル」、「FXS1(Phone1)ポートに電話」をさして、準備。

HandyToneにどういったIPアドレスが割り当てられたかを、電話で確認。

1. FXS1につないだ電話の受話器を上げる
2. 「***」と3回、「*」を押す
3. 受話器から「ひあー ざ にゅー おぷしょん」的な声が聞こえてくる
 (マニュアル見ると「Enter a Menu Option」っぽいんだけど、そう聞こえない)
4. 「02」を押す。
5. 受話器から「あいぴーあどれす」と言う声と共にIPアドレスが読み上げられる。
 192.168.1.102、だったら「わん、ないん、つー」「どっ」「わん、しっくすー、えいっ」「どっ」「わん」「どっ」「わん、ぜろ、つー」
 という様に聞こえます。

IPアドレスが分かったらブラウザから「http://IPアドレス」にアクセスします。

初期パスワードは「admin」です。

設定した方がよい項目は
「BASIC SETTINGS」内では以下です。
・「Time Zone」を「GMT+9:00 (Japan,Korea, Yakutsk)」

「ADVANCED SETTINGS」内では以下
・「NTP Server」を「ntp.mfeed.ad.jp」「ntp.nict.jp」

日本で使う時に感じる、いろんな音の違和感を無くすために
「ADVANCED SETTINGS」内の「Call Progress Tones」で以下を変更
・受話器上げたあとの音の違和感無くす
  Dial Tone:f1=350@-13,f2=440@-13,c=0/0;→「f1=400@-19,c=0/0;」
・電話がかかってきた時
  Ringback Tone: f1=440@-19,f2=480@-19,c=2000/4000;→ 「f1=400@-19,f2=385@-20,c=1000/2000;」
・話し中の時
  Busy Tone:f1=480@-24,f2=620@-24,c=500/500;→ 「f1=400@-19,c=500/500;」
・Reorder Tone:f1=480@-24,f2=620@-24,c=250/250;→ 「f1=480@-19,f2=620@-19,c=1500/1500;」
・Confirmation Tone:f1=350@-11,f2=440@-11,c=100/100-100/100-100/100;→ 「f1=600@-16,c=250/250;」
・Call Waiting Tone:f1=440@-13,c=300/300-300/10000;→ 調整中・・・というかどういう時に使うのかよく分からない。

VoIP契約に関する設定は「FXS Port」でおこないます。
・「Account Active」を「Yes」
・「Primary SIP Server」に適切なVoIPサーバの設定
 Coviaの場合:「flvoip?????.covia.jp:5070」(契約時に送られてくるものを指定
 FUSION IP-Phone SMARTの場合:「smart.0038.net」
・「SIP User ID」に契約時の資料にあるUser IDを入力
・「Authenticate Password」に上記User IDのパスワード
・「Local SIP port」を場合によっては指定
 Coviaの場合:「5070」
 Fusion IP-Phone SMARTの場合:「5060」(標準値
下から1/3ぐらいの場所にある設定で
・「SLIC Setting」を「Japan CO」
・「Caller ID Scheme」を「NTT Japan」

これで、なんとなく使える感じです。

「Cakker UD Schme」を「NTT Japan」とすることで、電話機に「iD」マークがつき、発信者番号表示に対応してくれます。

ただ、うちでつないだ電話機の場合、着信時に番号表示をしてくれないのですが、着信履歴を見るとちゃんと番号表示をしてくれる、という中途半端な状態で認識されています。

で、FleaPhone CP-D02にFleaCallをインストールして設定したFleaPhone Lightを、IIJ mioの200kbps契約状態で、Bフレッツ回線の自宅に設定したFusion IP-SMARTに電話をかけたところ、まぁ、普通に通話できました。

Fusion IPの標準機能で、何秒電話を取らなかったら留守番電話になる、とか
登録してあるメールアドレス宛に着信があったことの通知、とかができる、というので
家にいなくても、着信があったことがわかる、という感じです。


余談ですが、この記事のIDが、最近の記事のIDと比較すると古いものになってますが、
2012/12に途中まで書いて放置してたからだったりします。

IBM版LTFSをRHEL5で使ってみた

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IBMのLTOチェンジャーを使ってLTFSを構築することになったので、やってみた。

用意するもの
・Linux用LTOドライバ lin_tape
 配布はlin_tape-バージョン.src.rpmという形のsource rpmなので、rpmbuildでコンパイルする
・IBM版LTFS LE(Library Edition)
 IBMページを起点に入手・・・と行きたいところだが、実際には気軽に入手できないので注意。
 IBM LTOチェンジャーを買うと、IBM営業経由でSoftware CDを入手することができる。
 Webで入手できるのはCDに対するアップデータで、ベースがないと動作しない。

手順

1. lin_tapeをインストール
 インストール後、/dev/st0、/dev/nst0という形だったLTOドライブは
 /dev/IBMTape0という名前になる。
2. 現状のデバイス名確認
 # ls -l /dev/IBM*
 「IBMChanger0」はLTOチェンジャー部分のデバイス
 「IBMtape0」はLTOテープドライブ分のデバイス
3. LTFS LEをインストール
 まぁ、普通にRPMをインストール

・LTFS LEの起動
チェンジャーデバイスが「/dev/IBMchanger0」
LTFSのマウントポイントを「/ltfs」とする場合、以下の様に起動する。

[root@ltfs ~]# ltfs /ltfs -o changer_devname=/dev/IBMchanger0
LTFS14000I LTFS starting, LTFS version 2.1.2.0 (2501), log level 2
LTFS14058I LTFS Format Specification version 2.1.0
LTFS14104I Launched by "ltfs /ltfs -o changer_devname=/dev/IBMchanger0"
LTFS14105I This binary is built for Linux (x86_64)
LTFS14106I GCC version is 4.1.2 20080704 (Red Hat 4.1.2-52)
LTFS17087I Kernel version: Linux version 2.6.18-194.el5 (mockbuild@x86-005.build.bos.redhat.com) (gcc version 4.1.2 20080704 (Red Hat 4.1.2-48)) #1 SMP Tue Mar 16 21:52:39 EDT 2010 x86_64
LTFS17089I Distribution: Red Hat Enterprise Linux Server release 5.5 (Tikanga)
LTFS14063I Sync type is "time", Sync time is 300 sec
LTFS17085I Plugin: Loading "ibmtape" driver
LTFS17085I Plugin: Loading "unified" iosched
LTFS17085I Plugin: Loading "ibmtape" changer
LTFS17085I Plugin: Loading "ondemand" dcache
LTFS11593I LTFS starts with a product license version (20120712_1200)
LTFS12165I lin_tape version is 1.74.0
LTFS12118I Changer identification is '3572-TL         '
LTFS12162I Vendor ID is IBM
LTFS12159I Firmware revision is 0021
LTFS12160I Changer serial is 00000XXXXXXXXXXX
LTFS12196E IOCTL: INQUIRY PAGE -1056947426 failed -20501 (err 22) 00000XXXXXXXXXXX
LTFS12165I lin_tape version is 1.74.0
LTFS12158I Opening a device through ibmtape driver (/dev/IBMtape0)
LTFS12118I Drive identification is 'ULT3580-HH5     '
LTFS12162I Vendor ID is IBM
LTFS12159I Firmware revision is BBNF
LTFS12160I Drive serial is 1068082305
LTFS17160I Maximum device block size is 1048576
LTFS13500I On-demand dentry cache is initialized
LTFS11545I Rebuilding the cartridge inventory
LTFS14506I LTFS admin server is listening on port 2112
LTFS14111I Initial setup completed successfully
LTFS14112I Invoke 'mount' command to check the result of final setup
LTFS14113I Specified mount point is listed if succeeded
[root@ltfs ~]# 

注意:自動起動してくれないので、サーバを起動するたびに実行する必要がある。

・LTFSでのデバイス認識状況を確認

[root@ltfs ~]# ltfsadmintool -I
1068082305 -> Device: /dev/IBMtape0 [ULT3580-HH5] , Library address: 257, Status: Available
[root@ltfs ~]# 

ドライブが1台であるばあい、こんな風に表示される。

・LTFS上のテープメディア認識状況を確認
「ltfsadmintool -i」で確認します。

[root@ltfs ~]# ltfsadmintool -i
BMV157L5 -> Location: Medium storage element,    Address: 4095, Capacity:   0GB, Remaining:      0GB, Status: Unknown
BMV156L5 -> Location: Medium storage element,   Address: 4097, Capacity:   0GB, Remaining:      0GB, Status: Unknown
BMV158L5 -> Location: Medium storage element,   Address: 4099, Capacity:      0GB, Remaining:      0GB, Status: Unknown
[root@ltfs ~]# 

「Status: Unknown」となっている場合は、まだフォーマットされていないか、一度の読み込まれたことがないテープです。

・LTFSで利用するLTOテープをフォーマットする

[root@ltfs ~]# ltfsadmintool -t BMV157L5 -f
LTFS15000I Starting mkltfs, LTFS version 2.1.2.0 (2501), log level 2
LTFS15041I Launched by "/opt/IBM/ltfs/bin/mkltfs -d /dev/IBMtape0 -s BMV157"
LTFS15042I This binary is built for Linux (x86_64)
LTFS15043I GCC version is 4.1.2 20080704 (Red Hat 4.1.2-52)
LTFS17087I Kernel version: Linux version 2.6.18-194.el5 (mockbuild@x86-005.build.bos.redhat.com) (gcc version 4.1.2 20080704 (Red Hat 4.1.2-48)) #1 SMP Tue Mar 16 21:52:39 EDT 2010 x86_64
LTFS17089I Distribution: Red Hat Enterprise Linux Server release 5.5 (Tikanga)
LTFS15003I Formatting device '/dev/IBMtape0'
LTFS15004I LTFS volume blocksize: 524288
LTFS15005I Index partition placement policy: None
LTFS17085I Plugin: Loading "ibmtape" driver
LTFS12165I lin_tape version is 1.74.0
LTFS12158I Opening a device through ibmtape driver (/dev/IBMtape0)
LTFS12118I Drive identification is 'ULT3580-HH5     '
LTFS12162I Vendor ID is IBM
LTFS12159I Firmware revision is BBNF
LTFS12160I Drive serial is XXXXXXXXXX
LTFS17160I Maximum device block size is 1048576
LTFS17157I Changing the drive setting to write-anywhere mode
LTFS15010I Creating data partition b on SCSI partition 1
LTFS15011I Creating index partition a on SCSI partition 0
LTFS12207I Logical block protection is disabled
LTFS17165I Resetting the medium's capacity proportion
LTFS11097I Partitioning the medium
LTFS11100I Writing label to partition b
LTFS11278I Writing index to partition b
LTFS11100I Writing label to partition a
LTFS11278I Writing index to partition a
LTFS15013I Volume UUID is: ae724b01-e9ce-40b8-8786-573eab051801
LTFS15019I Volume capacity is 1425 GB
LTFS12207I Logical block protection is disabled
LTFS15024I Medium formatted successfully
Tape BMV157L5 successfully formatted or unformatted.
[root@ltfs ~]# 

なお、一度、LTFSでフォーマットしたことがあるメディアは、上記のコマンドではフォーマットできない。
「ltfsadmintool -t BMV157L5 -f — -f」というふうに「– -f」というオプションをつける必要がある。

・LTFSでフォーマットされ、認識されたことを確認
下記は、BMV157L5 とBMV156L5をフォーマットした後の表示です。

[root@ltfs ~]# ltfsadmintool -i
BMV157L5 -> Location: Data transfer element,    Address:  257, Capacity:   1327GB, Remaining:   1296GB, Status: Valid LTFS
BMV156L5 -> Location: Medium storage element,   Address: 4097, Capacity:   1327GB, Remaining:   1296GB, Status: Valid LTFS
BMV158L5 -> Location: Medium storage element,   Address: 4099, Capacity:      0GB, Remaining:      0GB, Status: Unknown
[root@ltfs ~]# 

・テープへの書き込み

/ltfs/の下を覗くと、バーコードラベルのディレクトリが表示されます。
そこにcdコマンドで移動したり、cpのコピー先として指定したりすることで
通常のファイルシステムと、ほぼ同等に使うことができます。

SSD+SATAのハイブリッドストレージ Nimble Storageについて調べてみた

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Nimble Storageというストレージプロダクトがあるらしい。
それについて調べたことを書いてみる。
うたい文句をみるとTintri VMstoreと似てる感じがするなぁ・・・と思いつつ内容を調査した。

なお、これは以前書いた「Nimble Storage」という記事についてのアップデートです。
簡単に言えば、書いた記事には誤りがあったための更新ついでに、競合との比較です。

Tintri VMstoreと大きく違う点

・Nimble StorageはiSCSIストレージ
 汎用的に使えるiSCSIストレージ
 VMware/Hyper-V/通常のWindows/Citrixで使える
 TintriはNFSストレージで、さらにVMware以外は公式にサポートしない

・SSDはRead Cacheとして使用
 実体は全てSATA HDD上に置かれている
 Tintriは、SSDとSATA HDDのどちらかに置かれており、必要に応じて自動的に移動する

・Web GUI以外の管理手法が完備されている
 SNMP MIB、CLI操作が使える
 Tintriは、Web GUI以外に無い

・vSphere関連のプラグインが一通り揃っている
 VAAI, vSphere Client plugin, SRM pluginがある。
 2013年5月現在TintriはVAAIのみ

・VSS連携も可
 WindowsのVolume Shadowcopy Serviceとの連携も可能

・レプリケーション機能を初期リリースからサポート
 Tintriは、最新のver2.0でサポートのはずだが、2013年5月現在入手できず。

・容量拡張手法がいくつかある
 容量が足らない→Shelf増加(パフォーマンス低下は無い)
 パフォーマンスが足らない1→SSDの容量アップ(オンラインで実施可能)
 パフォーマンスが足らない2→システム追加+クラスタ化
 Tintriの場合、「システム追加」しかない

・複数システムをクラスタ化できる
 複数のNimble Storageを1システムの様に取り扱うことができる
 ユーザはNimbleを使い分ける、ということを意識する必要は無い
 Tintriの場合、明示的に使い分ける必要がある。

・Web GUIからシステムアップデートができる
 Web GUIからシステムアップデートができる、というのは良くあるが
 アップデートするバージョンを複数から選択できる、というのは珍しい。
 最新は嫌、とか、導入済みのものと合わせたい、という場合に便利。
 Tintriは、本体にキーボードとUSBメモリを取り付けて、コンソール操作でのアップデート。

細かな話

・実データをHDDに書くけど遅いんじゃないの?
もちろん、まともに書くと遅いので、うまくごまかしています。

書き込まれたデータはある一定サイズになるまで、メモリ(NVRAM)上にため込まれます。
既定サイズを超えたら、データ圧縮をおこない、HDDに書き込みます。
ここで既定されているサイズは、SATA HDD 11本で構成されたRAID6に書き込む際に、最速シーケンシャルwriteになるように設定されている。(以降「writing block」と呼びます。なおこの表記はオフィシャルではありません)
つまり、速度が落ちるランダムwriteを排除している、ということになる。

・データ書き換え時ってどうしてるの?
データが書き換えられた時は、書き換え後のデータは通常のwriteデータと共にメモリ上にため込まれます。
そして、通常の書き込みプロセスと同様にwriting block単位で圧縮書き込みされます。
書き換え前のデータは不要になりますが、これはひとまず、メタデータ上のみで無効化されます。
その後、システム負荷を見計らいつつ、データ再配置処理がおこなわれ、空き領域が回収されます。

・え?データは圧縮されてるのに、再配置ってどうやるの?
はい、データが圧縮書き込みされているので、単純な再配置処理ではありません。
再配置は、不要になったデータが含まれているwriting block単位でおこなわれます。
まず、writing block内にある有効なデータをメモリ上に読み込みます。
この読み込んだデータと、通常のwriteデータを合わせて、新規のwriting blockとして、ディスクに書き込みをおこないます。
その後に、元々のwriting blockを無効化し、再利用可能状態にします。

・SSDを冗長化してないけどいいの?
キャッシュでしかないので問題ない。
壊れたらそのSSDを使わなくなるだけで、他のSSDを使って改めてキャッシュされる。
SSDを交換したら、改めて使用される。

・いろいろモデルがあるけどどういう違い?
CS2xxとCS4xxは、CPUの違い
CS220/240/260およびCS420/440/460は、それぞれSATA HDDの容量の違い。
Baseモデルとx2 Flashモデル、x4 Flashモデルの違いは、4本入っているSSDの容量の違い。
例えば、CS220のBaseモデルだったら80GB SSDが4本で320GB、という感じ。

・複数Shelfとかクラスタを組んだ時とかってデータ配置どうなるの?
初期配置としては、均等になるようばらばらに割り振る。
使っていくうちにデータ使用量の偏りが出てくる。
そのような場合は、Re-balance処理が実施され、均等になるように再配置される。
Re-balance処理は低プライオリティで実行されるためパフォーマンス影響は少ない。

・いい資料が見付からないんだけど
Nimble storage Communityを探すといろいろ出てくるよ。

FleaPhone CP-D02にシステムアップデート 0502G032_20130428が出てた

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coviaのFleaPhone CP-D02にシステムアップデート 0502G032_20130428が出ていました。

「システム更新」アプリで確認すると、以下の様な表示になりました。
device-2013-05-22-004431

ダウンロードが終わると、以下の様な画面で適用確認されます。
device-2013-05-22-004704

CWM Recovery状態でも、適用できそうな雰囲気ではあったのですが、駄目でした。
IMG_5165
駄目な理由はCWM Recoveryでのデバイス認識符が適切でないことで、update.zip内の機種チェックが引っかかっていたためです。

そのうちCWM Recovery側を修正しますが、とりあえず、アップデートを適用する方法はあります。
/sdcard/googleota/update.zip を取り出して、update-scriptを編集するのです。

assert(getprop("ro.product.device") == "htt77_ics2" ||
       getprop("ro.build.product") == "htt77_ics2");
show_progress(0.500000, 0);
format("ext4", "EMMC", "/system", "0");
mount("ext4", "EMMC", "/dev/block/mmcblk0p3", "/system");
package_extract_dir("recovery", "/system");
<略>

というところの、最初の2行を下記の様にコメントにしてから、ファイルをupdate.zipに戻します。

#assert(getprop("ro.product.device") == "htt77_ics2" ||
#       getprop("ro.build.product") == "htt77_ics2");
show_progress(0.500000, 0);
format("ext4", "EMMC", "/system", "0");
mount("ext4", "EMMC", "/dev/block/mmcblk0p3", "/system");
package_extract_dir("recovery", "/system");
<略>

戻したファイルをCWM Recoveryから指定すれば、アップデートができます。
IMG_5170

再起動をすると、更新が始まって・・・
IMG_5172

そして、システム更新アプリでチェックすると・・・
device-2013-05-22-010231

ほらね。

なお、アップデート後は、CWM Recoveryが消えます。
また、/system/xbin/suも消えます。
でも、他のアプリやデータはそのまま残っていました。

アップデート後のbuild.propは以下の通りです。

# begin build properties
# autogenerated by buildinfo.sh
ro.build.id=IMM76D
ro.build.display.id=ALPS.ICS2.MP.V1.19
ro.build.version.incremental=eng.wangzijian.1367136287
ro.custom.build.version=1367136287
ro.build.version.sdk=15
ro.build.version.codename=REL
ro.build.version.release=4.0
ro.build.date=Sun Apr 28 16:06:09 CST 2013
ro.build.date.utc=1367136369
ro.build.type=user
ro.build.user=wangzijian
ro.build.host=wangzijian-desktop
ro.build.tags=test-keys
ro.product.model=covia_CP-D02
ro.product.brand=VOTO
ro.product.name=htt77_ics2
ro.product.device=htt77_ics2
ro.product.chivinproduct=covia_CP-D02
ro.product.chivinversion=0502G032_MH011S-T8100PM15E
ro.product.customversion=0502G032_20130428
ro.product.board=htt77_ics2
ro.product.cpu.abi=armeabi-v7a
ro.product.cpu.abi2=armeabi
ro.product.manufacturer=alps
ro.product.locale.language=ja
ro.product.locale.region=JP
ro.wifi.channels=
ro.board.platform=
# ro.build.product is obsolete; use ro.product.device
ro.build.product=htt77_ics2
# Do not try to parse ro.build.description or .fingerprint
ro.build.description=htt77_ics2-user 4.0 IMM76D eng.wangzijian.1367136287 test-keys
ro.build.fingerprint=HTT:4.0/IMM76D/1367136287:user/test-keys
ro.build.flavor=
ro.build.characteristics=default
# end build properties
# begin mediatek build properties
ro.mediatek.version.release=ALPS.ICS2.MP.V1.19
ro.mediatek.platform=MT6577
ro.mediatek.chip_ver=S01
ro.mediatek.version.branch=ALPS.ICS2.MP
# end mediatek build properties
#
# system.prop for generic sdk
#
rild.libpath=/system/lib/mtk-ril.so
rild.libargs=-d /dev/ttyC0
# MTK, Infinity, 20090720 {
wifi.interface=wlan0
# MTK, Infinity, 20090720 }
# MTK, mtk03034, 20101210 {
ro.mediatek.wlan.wsc=1
# MTK, mtk03034 20101210}
# MTK, mtk03034, 20110318 {
ro.mediatek.wlan.p2p=1
# MTK, mtk03034 20110318}
# MTK, mtk03034, 20101213 {
mediatek.wlan.ctia=0
# MTK, mtk03034 20101213}
# MTK, TeChien {
ro.media.enc.hprof.file.format=3gp
ro.media.enc.hprof.codec.vid=m4v
ro.media.enc.hprof.vid.width=720
ro.media.enc.hprof.vid.height=480
ro.media.enc.hprof.vid.fps=30
ro.media.enc.hprof.vid.bps=3400000
ro.media.enc.hprof.codec.aud=amrnb
ro.media.enc.hprof.aud.bps=12200
ro.media.enc.hprof.aud.ch=1
ro.media.enc.hprof.aud.hz=8000
ro.media.enc.mprof.file.format=3gp
ro.media.enc.mprof.codec.vid=m4v
ro.media.enc.mprof.vid.width=352
ro.media.enc.mprof.vid.height=288
ro.media.enc.mprof.vid.fps=30
ro.media.enc.mprof.vid.bps=990000
ro.media.enc.mprof.codec.aud=amrnb
ro.media.enc.mprof.aud.bps=12200
ro.media.enc.mprof.aud.ch=1
ro.media.enc.mprof.aud.hz=8000
ro.media.enc.lprof.file.format=3gp
ro.media.enc.lprof.codec.vid=h263
ro.media.enc.lprof.vid.width=176
ro.media.enc.lprof.vid.height=144
ro.media.enc.lprof.vid.fps=30
ro.media.enc.lprof.vid.bps=384000
ro.media.enc.lprof.codec.aud=amrnb
ro.media.enc.lprof.aud.bps=12200
ro.media.enc.lprof.aud.ch=1
ro.media.enc.lprof.aud.hz=8000
# MTK, TeChien }
#
wifi.tethering.interface=ap0
#
ro.opengles.version=131072
wifi.direct.interface=p2p0
dalvik.vm.heapgrowthlimit=64m
dalvik.vm.heapsize=128m
# Encrypt phone function
ro.crypto.tmpfs_options=mode=0771,uid=1000,gid=1000
ro.crypto.fs_type=ext4
ro.crypto.fs_real_blkdev=/emmc@usrdata
ro.crypto.fs_mnt_point=/data
ro.crypto.fs_options=noauto_da_alloc
ro.crypto.fs_flags=0x00000406
# USB MTP WHQL
ro.sys.usb.mtp.whql.enable=0
# Power off opt in IPO
sys.ipo.pwrdncap=2
ro.camera.sound.forced=1
ro.sys.usb.storage.type=mtp,mass_storage
#HTT liujihui {
ro.setupwizard.mode=DISABLED
ro.com.google.locationfeatures=1
ro.com.google.networklocation=1
persist.sys.timezone=Asia/Shanghai
#HTT liujihui }
#
# ADDITIONAL_BUILD_PROPERTIES
#
fmradio.driver.chip=1
ril.external.md=1
ro.sf.hwrotation=180
ril.current.share_modem=1
launcherplus.allappsgrid=2d
launcher2.allappsgrid=3d_20
curlockscreen=2
ro.mediatek.gemini_support=false
persist.radio.fd.counter=20
persist.radio.fd.off.counter=20
drm.service.enabled=true
fmradio.driver.enable=0
mediatek.wlan.chip=MT6620
mediatek.wlan.module.postfix=
dalvik.vm.mtk-stack-trace-file=/data/anr/mtk_traces.txt
ro.config.notification_sound=Tinkerbell.ogg
ro.config.alarm_alert=ring4.mp3
ro.config.ringtone=CaribbeanIce.ogg
ro.config.sound_fx_volume=-10
net.bt.name=Android
dalvik.vm.stack-trace-file=/data/anr/traces.txt

レトロ風ゲーム専用携帯機 the nDは終了したのかな?

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だいぶ前に紹介したthe nDという携帯ゲームハードウェア。
(2011年8月8日「the nD」および2011年11月7日「the nDのその後・・・?」)

どうやら、逃げたみたいです。

半年ぐらい前はまだ、サイトが残っていたんですが、2013年5月現在、トップページ(http://the-nd.com/)とかフォーラム(http://the-nd.com/forum/)だったURLにアクセスしても、首謀者Bobのメインサイト http://game.bobsgame.com/ に飛ばされます。

アクセスしてみると、Javaのローディングが始まります。
page

で、ライセンスとかについての確認があって・・・
page1

しばらく読み込まれた後、なにかゲームっぽいのが始まります。
page4

えぇ、↑の画面、ゲームが始まっているんですよ。
カーソルキーを動かすと、なにかキャラみたいなのが動くんですが、状況説明とかが何もないし、よく見えないので、何がなんだかさっぱりわかりません。

レトロゲーム風のアドベンチャーっぽい雰囲気だけは感じられます。

なんか、ハードウェアについては、まるでMorphy Oneみたくなっちゃいましたね。

ちなみに↓は秘蔵のモルフィーワンの写真
IMG_0623
IMG_0625
2002年6月に秋葉原であった初お披露目の時に撮影したものです。


2013/05/23追記

海外のゲーム系blog PolygonsandPixelsで、the nD関連の記事を発見しました。

2013/03/01:The strange tale of “bob’s game”
2013/05/11:A new phase of Bob’s Game

ゲームを進めていくと何かでてくるらしいが・・・

FleaPhone用CWM Recoveryを修正

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先日来から「FleaPhone CP-D02用のClockwork Mod RecoveryとGoogle Play」にて公開しているcwm-recovery-20130423.imgですが、プログラム内での機種設定に誤りがありました。
このため、FleaPhone CP-D02用に設定されているupdate.zipを適用しようとすると、該当機種ではない、として適用できませんでした。

このため、CWM Recoveryからであっても純正のupdate.zipがきちんと適用できるよう、機種設定を正しいものにしたものを作成しました。

cwm-recovery-20130527.zip

なお、このCWM Recoveryを使って、純正update.zipを適用することができますが、純正update.zip内には、標準recoveryに戻すプログラムが組み込まれていますので、注意してください。
再起動する前に、superuser.zipを適用しておけば、あとでも何とかなるとは思いますけど。


munin向けのpcsensorプラグインを作った

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上海問屋のDNSB-35137など、いくつかの販路で取り扱われているUSB接続の温度計 RDing TEMPerV1.2。

その温度をmuninで計測するためにpluginを作った。

今回考慮が必要だった点
・USB温度計を2つつなぐ
・つなぐUSB BUSが同じであるため、CentOS5上で見分けがつかない
 (TEMPerV1.2ではシリアルを含めデバイス内のパラメータが全部一緒で見分ける方法がない)
・2つの温度計の設置位置は違うので、温度差が5度ぐらいある
・pcsensorコマンド実行時、デバイスがオフラインになることが良くある
 (参考→USB温度計 TEMPerV1.2は計測ミスが多い)

あまり複雑なことをするのも嫌だったので、単純な実装としました。

・温度が2つ取得できるまで、再試行する
・温度が低い方から順にソートして「usbtemper0」「usbtemper1」としていく

また、内部で使うコマンドは、うちで作成した「pcsensor-1.0.2 for TEMPerV1.2 with multi device support」を使います。

USB温度計を1個しか繋がない人は「my $maxdevice=1;」に書き換えてください。

#!/usr/bin/perl -w
my $options="-d";
my $maxdevice=2;
my $arg=$ARGV[0];
if(!$arg){ $arg=""; }
if("$arg" eq "config"){
    print "graph_title USB Temperature Sensor\n";
    print "graph_vtitle Celsius\n";
    print "graph_category sensors\n";
    print "graph_args --base 1000 -l 0\n";
}
my @devlist;
my $count=0;
while($count<$maxdevice){
    open(FILE,"/usr/local/bin/pcsensor $options|");
    while(my $line=<FILE>){
        $line =~ s/\n//ig;
        if($line =~ /Temperature/){
            my @strs=split(/ /,$line);
            my $devnumber=$strs[3] ."-". $strs[5];
            my $value=$strs[8];
            $value=~ s/C//ig;
            #$value=int($value);
            $devlist[$count]=$value;
            $count++;
        }
    }
    close(FILE);
}
my $counttmp=0;
foreach $value (sort @devlist){
    if("$arg" eq "config"){
        print "usbtemper".$counttmp.".label USB temper".$counttmp."\n";
    }else{
        print "usbtemper".$counttmp.".value ".$value."\n";
    }
    $counttmp++;
}

これ、仕掛けて3時間ぐらいしたら、kernel panic起こしやがった・・・

Xperia M dualも、3Gの2回線待受不可のはず

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Xperia M dualという、Dual SIM対応機種が発表されましたね。

ソニモバ公式blog:「Xperia™ M joins Sony’s smartphone portfolio, comes with dual-core processor, HDR for photos & dual SIM version

Snapdragon S4 MSM8227(1GHz dual core)搭載なわけですが、whitepaperを確認する限りでは、Xperia tipo Dualの時と同様に、待受時間スペックには、下記の様に「GSM+GSM」「UTMS+GSM」という表記はありますが、両方とも3Gとした場合の「UTMS+UTMS」という表記がありません。

Data transfer speeds
GSM GPRS
(download and upload)
Up to 85.6 kbps
GSM EDGE
(download and upload)
Up to 237 kbps
UMTS HSDPA (upload)Cat.6, up to 5.76 Mbps
UMTS HSDPA (download)Cat.14, up to 21 Mbps
Talk time (GSM)Up to 10 hours 16 min.**
Standby time (GSM+GSM) Up to 429 hours**
Talk time (UMTS)Up to 9 hours 3 min.**
Standby time (UMTS+GSM)Up to 441 hours**
Music listening timeUp to 39 hours 23 min.**
Video playback timeUp to 6 hours 35 min.**
Battery1750 mAh Typical
1700 mAh Minimum

よって、Xperia M dualのDual sim機能は日本では意味をなさない。
ということでしょう。

参考→「Xperia tipo DualのDual SIMは高確率で日本で使えない

ちなみに、2013年6月6日現在も、3Gのdual待受ができるものは、「Coolpad W770」しか確認されていません。

単3電池駆動のシンプルフォンSpare Oneに新モデルSpare One plus登場

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先週台湾で開催されていたCOMPUTEX TAIPEI 2013にて、「Spare One Plus」という単3電池1本で動くGSM携帯が展示されていたようです。

ネタ元: 台湾ePrice「【Computex 2013】Spare One Plus 二代緊急手機 功能再升級

「Spare One」は、緊急時に使用する用の携帯で、長期保存可能な電池( Energizer Ultimate Lithium)を同梱して販売されている、という、どっかで聞いたことあるようなフレーズで販売されている商品です。
→ ウィルコム:防災だフォン(TWX01NX-DE)

Spare Oneは、極限まで割り切っていて、液晶画面っぽい黒い部分は、デザインです。
どのボタンを押したのか、というのは、キーを押した時になる音で判別するという作りです。

新機種のSpare One plusの外形は、旧モデルの「Spare One」と全く同じ
というか、たぶんハードウェアすら同じで、firmwareだけがアップデートされてるんじゃないかという感じ。

新機種 Spare One plus
tunacat_3_102_143dafbc92ea5892902ba73368b99fd5

旧機種 Spare One
usage

firmwareのアップデート内容としては、以下のような機能がある模様
・キー入力した際になる音が、トーン音から、英語に変えることができる機能
・GPSを使った現在位置送信
・非常警報音を鳴らす機能

まぁ、Spare OneもSpare One plusも、GSM専用携帯なので、日本では使えませんけどね。
map
メーカページにも、きちんと明記されてます。

ちなみに、Spare Oneが初登場したのは2012年1月で、そのときは$49.99を予定、とか言ってましたが、2013年6月現在の価格は$99.99だったりします。
Spare One plusも、同価格で販売、とのことなので、完全に置き換えですね。

あと、3G対応(WCDMA対応)モデルも出る、とか言われてましたけど、全然そんな気配はないようです。

Opendedupという重複排除機能搭載のLinux/Windows向けファイルシステム

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Opendedupという重複排除機能搭載のファイルシステムを発見した。

ファイルシステム層はCで作られているが、そこより下層の重複排除処理やデータ書き込み処理部分についてはJavaで作られているとのこと。
Screenshot-1

重複排除以外にも、レプリケーション機能もあるようだ。
(SDFS Volume Replication)

Cloud Based Deduplication Quick Start Guideを見ると、Amazon S3や、Windows Azureのストレージを、Opendedupeで直接利用できるようだ。

Linux環境では、FUSEを使ってマウントする。
Windows環境では、DokanというWindows版FUSEみたいなのを使うが、Opendedup配布パッケージに組み込み済みなので別途インストールする必要はない。
Dokanってなんだろうと思ったら「土管」が語源っぽいですねw(Dokanライブラリの説明)

OpenDedup Deduplication NAS ApplianceというOVFテンプレートの仮想マシンも用意されている。
こっちにはSDFS Manager というWeb GUIプログラムが同梱されているようなのだが、スクリーンショットを見る限りでは、かなりちゃんとしている雰囲気が・・・

KindleストアにてvSphere 5.0と4.1のHA/DRSなどに関する電子書籍が0円!

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YELLOW BRICKにて「Reminder: Free Kindle copy of vSphere 5 and 4.1 Clustering Deepdive」という記事がアップされてた。

見てみると、6/5と6/6は、Kindle版の「vSphere 5.0 Clustering Deepdive」と「vSphere 4.1 HA and DRS Deepdive」が0ドルだと。

日本でもやってるのかな?と見てみたら、やってるじゃないですか!

いそげっ!

K-Touch U86などのMSM8625Q搭載機向けにCyanogenMod 10の移植が進行中

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K-Touch U86などのDualSIM系 MSM8625Q搭載機向けにCyanogenMod 10の移植が進行中である模様。

592zn.com「[ROM] (592zn 实验项目) CyanogenMod 10 双卡版 ,msm8625Q双卡版CM10来了」より

初公開が2013/06/15と、できたてではありますが、うたい文句を見る限りでは、一通りの機能は対応していそうな感じです。

いまのところ、対象機種は天语(K-Touch)の大黄蜂KISSとU86である模様。

K-Touch U86はfastcardtechでも販売中です。

2013/06/19現在、送料込みで$120.99ですね。

ちなみに、このプロジェクト。
最初は、K-touch W619向けで始まっている模様。
[ROM] (05.30)(592zn 实验项目)天语小黄蜂Jellybean(cm10) rom项目

K-Touch W619はMSM7225A 搭載で、以前から格安で販売されているものです。

2013/06/16現在、送料込みで$78
ちなみに、こいつは、内蔵ストレージが少ないのが難点です。
具体的には日本語IMEを入れるとかなりキツイ・・・
まぁ、ゲーム用としては丁度いいかもしれません。

ちなみに、592zn.comに限らず中国系掲示板の使い方
(1) ユーザ登録する
(2) 該当するスレッドに何か発言する
(3) 1レス目にある隠された情報が見れるようになる
という感じです。

今回の場合、1レス目の隠された情報は、ダウンロード先が書かれていて、そこにアクセスし、パスワードを入力するとfirmwareが入手できる、という感じになっています。

MTK MT6589T搭載ZOPO ZP980+の2GB版が出荷開始?

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fastcardtechにMTK MT6589TバージョンのZOPO ZP980が入荷した模様。

書かれている内容が本当だとすると、RAM 2GB版も入荷しているみたい。
(2013/06/16現在、1GB版$279.99, 2GB版$324.99)

ZOPO ZP980の初期版は、MT6589 1.2GHz搭載だったのが、ZP980+では高速版のMT6589T 1.5GHz搭載になっている、というのがスペックの違い、って感じでしょうか。
そして、なかなか出荷されてこなかった2GB版がMT6589Tと共にやってきた、という感じです。

CPU MTK MT6589T 1.5GHz
1GB版 RAM 1GB/ROM 16GB
2GB版 RAM 2GB/ROM 32GB(価格+$45)
5.0インチ 1920×1080、シャープ液晶採用/440PPI
カメラ 背面1300万画素/前面500万画素
バッテリー 2000mAh

ZOPOは、中華系の中でも、比較的改造firmwareが出回るメーカなので、いろいろ遊べるかとは思います。
このZOPO ZP980には、弟分としてZOPO C2という、AndroidではなくAlibabaがAndroid OSをベースに改造して作った阿里云OS2.0(Aliyun OS)を採用しているモデルがあったりします。
ハードウェア的には内蔵ストレージが4GBになっているというぐらいの違いです。

(2013/06/16現在、$245)

まぁ、現状の価格を考えると、ZOPO ZP980+の2GB版を買うことを推奨しますけどね。


MediaTekのLTE対応チップMT6290は2013年末から出荷予定?

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MediaTek(联发科)から出てくると言われているLTE対応チップですが、名前は「MT6290」となり、2013年末ぐらいから試験出荷が始まり、本格的な生産は2014年となる見込みのようです。

MediaTekは2010年7月にドコモからLTE対応の通信プラットフォームのライセンスを受けています。(「ドコモ、台湾MediaTekにLTEプラットフォームをライセンス提供」)

その成果がようやくでてくるような感じです。

今回の話のネタ元
・C114中国通信网/C114新聞「联发科换将:押宝4G,强调性价比」(2013/5/27)
・C114中国通信网/C114新聞「联发科中国新帅章维力:今年底推TD-LTE芯片 全面布局中低高端」(2013/5/28)
・MTK手机网「可支持5模10频 联发科TD-LTE芯片MT6290年底见」(2013/06/12)

5/24にあったMediaTekの会見で、今年は4G/LTEに力を入れていき、中国でTD-LTEのサービスを拡大していく。
端末側もMT6290という4G対応のものを出していく。

MT6290は28nmプロセスで製造され、5種類の形式と10個のバンドに対応(可支持5模10频)している。
なお、5種類とは以下のもの
・TD-LTE
・FDD-LTE
・TD-SCDMA
・WCDMA
・GSM/EDGE

という形で、話は出てきたのですが、まぁ・・・LTE対応チップの話は、2012年から出たり消えたりしてますから、果たしてどうなることやら・・・

MIPS JZ4775搭載のGEAK WatchというAndroid搭載腕時計

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GEAK Watchという名前でMIPSコアのJZ4774搭載でAndroid OSの腕時計が発売されるようです。
watch_parameter_banner

販売メーカ:GEAK/上海果壳电子有限公司
製品ページ:GEAK Watch(GEAK手表)
元ネタ: edgadget china「盛大 GEAK 推出可獨立運作的智慧型手表 GEAK Watch,使用 Android 4.1 系統及強大的硬體配備
およびMIPS公式twitter

CPUについては上記のMIPS公式twitterではIngenic Semiconductor(北京君正集成电路)のJz4774を使っている、と書いてありますが、GEAK Watch製品ページのスペックには「JZ4775 1G主频 M IPS架构 超低功耗」と記載されています。
まぁ、IngenicにはJz4775に関する情報はあってもJz4774についての情報は見当たらないので、おそらくはJz4775なんでしょうね。
・Ingenic「Jz4775に関するリリースニュース
・Ingenic「JZ4775製品情報

Jz4775は、2012年にリリースしたJz4770から、CPUコア数などは増やさず1コアのまま、3D関連の機能を削減し、そして省電力にして、組み込みしやすくしたもののようです。
なので、これに搭載されているAndroid上で日本語IMEを使いたいのであれば、うちで配布している「MIPS Android(JZ4760)用nicoWnnG version 2012.1107-1/2012.1120-1 独自ビルド版」を使えばいいんじゃないかと思います。

なお、GEEK Watchの全体スペックとしては以下となっています。

CPU Jz4775 1.0GHz
RAM 512MB
ROM 4GB
1.55インチ 240×240液晶、マルチタッチ対応
Android 4.1
WiFi 802.11 b/g/n
Bluetooth 4.0
NFCあり
FMラジオあり
GPS/重力センサー/ジャイロ(陀螺仪)/地磁気センサーあり
電池 500mAh
生活防水あり

・・・一言でいえば、スペックアップしたMOTOACTVですよね。これ

デジカメ用WiFi SDカード Spectec Cloud Flash SDW-829

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以前からmicroSDスロットのSDIO対応Wifiカードとか出していた台湾のSpectecから、SDカードサイズでmicroSDカードを追加して使う形、つまりはPQI Air Card的な製品が発売されるそうです。

日本の製品ページ: CloudFlash (型番: CLF-WF01)
メーカ製品ページ: SDW-829 cloud flash -SD WLAN adapter with microSD slot

発売に関する記事例: ケータイWatch「microSDにWi-Fi機能を追加、SDカード型アダプター

そして、2013/07/05にはエバーグリーン/上海問屋からも発売されるとのニュースが
製品情報兼販売ページ: 上海問屋「【カメラ用】カメラで撮影した画像がiPhoneやPCでwi-fi経由ですぐに見れる! 無線LAN機能 搭載 SDカード アダプター 上海問屋 DN-84717
発売に関する記事例: AV Watch「エバーグリーン、3,999円の無線LAN SDカードアダプタ

まぁ、うたい文句的には、いままでの東芝FlashAir, TREK2000 Flucard Pro, PQI Air Cardと似たような感じで、特に特色が無い感じが・・・

ちょっと気になる点としては、「SDW-829」で検索すると、Eye-Fiのフォーラムで2012/02/12にSDW-829について触れられていたり(フォーラムのスレッド)、COMPTEXのページで紹介されていたり(紹介ページの写真日付が2012/02/14)と、結構前から存在自体はあったような感じなのに、いまごろの販売となっているあたり。
spectec-wifi

果たして、どんな完成度合いになっていることやら・・・

ちなみに、Spectecは、Cloud Disk (Wireless Portable Drive)SCD-836というのも出しています。


参考情報として、スイッチ操作でWiFiをon/offするというタイプの製品についても触れておきます。
最近では、LZeal Information TechnologyezShareという製品も発売されています。

INTERNET Watch「テック、Wi-Fi機能搭載Class 10対応SDカード「ezShare」~同時アクセスは5人
AKIBA PC Hotline 2013/07/03「LZeal Information Technology ezShare

日本代理店 株式会社テック「Wi-Fi機能を搭載したSDカード 【ezShare】

まぁ、デジカメ使用中にon/offしようとすると、蓋を開けなければいけないので、使い勝手が微妙そうですけどね

Kindle Fireでroot取得とfirmwareバックアップ

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Kindle Fireを手に入れたので、とりあえず標準状態で1日使ってみた。

・・・あまり面白くない。

そこで、普通のAndroidタブレットとして使おうと試みた。

その場合、2つやり方がある。

その1:標準のAmazon Kindle Fire OSのAndroid部分を表に出すようにする
その2:標準OSは消して、別のAndroid OSを入れる

まず、必要な情報集め

・日本のKindle Fireは、海外のKindle Fire 2/Kindle Fire 2nd Genに相当するRAM 1GBモデル
・海外のKindle Fire 2の開発コードは「otter2」?
・海外のKindle Fire(RAM 512MB)と、海外のKindle Fire 2(RAM 1GB)は別のfirmwareを使う

(以下、「Kindle Fire」を表記した場合は、日本のKindle Fire=海外のKindle Fire 2をさす)
・Kindle FireにKindle Fire HDのfirmwareは使えない
・Kindle Fireに別OSを入れる場合はロックされているbootloaderを解除する必要あり(bootloader unlock)
・bootloader unlockには、標準OSでroot取得できるようにする必要がある

・Androidスマートフォン向けで有名なCynanogenmodからKindle Fire向けも出ている
・その他、いろんな情報はxda-developersの「Kindle Fire 2 Android Development」にある

今回は、とりあえず、「root取得」と「firmwareバックアップ」までの記事とします。
(警告: Kindle Fire 10.4.3_user_4308520で「[ONE-CLICK] Automated Freedom-Boot and TWRP installer」を使ったら失敗し、赤画面から進まなくなりました)


手順1: rootの取得

まず、現状、手元のKindle Fireは、firmwareが2013/06/20段階での最新 10.4.3_user_4308520になっている。
これに対して、root取得が可能かどうかが最大の問題となる。

[Root][Working 10.3.1]Kindle Fire 2 Root made easy」で紹介されているroot取得ツールのうち、「Bin4ry’s Root(Root MANY ANDROID! [Upd: 18.06.2013] – Switched to improved method)」を使って実施。

Z:\android\kindle\Root_with_Restore_by_Bin4ry_v31>RunMe.bat
======================================================================
= This script will root your Android phone with adb restore function =
= Script by Bin4ry (thanks to Goroh_kun and tkymgr for the idea)     =
=             Idea for Tablet S from Fi01_IS01                       =
=                      (18.06.2013) v31                              =
======================================================================
Device type:
1) New Standard-Root (thx Ariel Berkman)
2) New Xperia Root by Goroh_kun (Xperia Z, Xperia V [JellyBean] ...)
3) Old
4) Old-Special (for example: Sony Tablet S, Medion Lifetab)
G) Google Glass Mode (thx Saurik for the ab file)
x) Unroot
Make a choice: 1
Please connect Device with enabled USB-Debugging to your Computer
Doing a Backup first, please confirm this on your device!
Now unlock your device and confirm the backup operation.
Done!
続行するには何かキーを押してください . . .

Kindle Fireの画面に、バックアップしますか?という表示が出るので、バックアップを実施する。
バックアップ完了の表示が出たら、パソコン側でキーを押す

Please select the RESTORE MY DATA option now on your device!
Now unlock your device and confirm the restore operation.
Please press any Key when restore is done.
続行するには何かキーを押してください . . .

Kindle Fireの画面に、リストアしますか?という表示が出るので、リストアを実施する。
リストア完了の表示が出たら、パソコン側でキーを押すと、Kindle Fireが再起動する。

Going to reboot now ...
4644 KB/s (380532 bytes in 0.080s)
5069 KB/s (1500495 bytes in 0.289s)
4948 KB/s (1165484 bytes in 0.230s)
remote object '/system/bin/ric' does not exist
.
Going to copy files to it's place
Rebooting again, please wait!
Z:\android\kindle\Root_with_Restore_by_Bin4ry_v31\ric が見つかりませんでした。

ここまで出たところで、再度、Kindle Fireが再起動。
画面ロックが出たら、ロック解除を実施。

Z:\android\kindle\Root_with_Restore_by_Bin4ry_v31\ric が見つかりませんでした。
Restoring previous Backup! Please select the RESTORE MY DATA option now on your
device!
Now unlock your device and confirm the restore operation.
Please press any Key when restore is done.
続行するには何かキーを押してください . . .

今度はKindle Fire上に「完全な復元」という画面が表示される。
「データを復元する」を選択する。

そして、パソコン側で何かキーを入力すると、Kindle Fireが再起動する。

Going to reboot last time now ...
You can close all open command-prompts now!
After reboot all is done! Have fun!
Bin4ry
続行するには何かキーを押してください . . .

そして、Kindle Fireにロック解除画面が出てきたら、処理完了。

C:\Program Files (x86)\Android\android-sdk\platform-tools>adb shell
shell@android:/ $ su
su
shell@android:/ #

手順2:バックアップ取得

いろいろバックアップを取得します。
手法は「[BOOTLOADER] 2nd-Bootloader/Recovery unlock process for KFire 2 [04/02 TWRP update]」を元に実施。

上記のページには↓な風に書かれているのですが、このままやったところ、全然動きませんでした。

adb pull /dev/block/mmcblk0boot0
adb pull /dev/block/platform/omap/omap_hsmmc.1/by-name/boot
adb pull /dev/block/platform/omap/omap_hsmmc.1/by-name/recovery
adb pull /dev/block/platform/omap/omap_hsmmc.1/by-name/system

うちで実施した手順は以下のようになります。

C:\Program Files (x86)\Android\android-sdk\platform-tools>adb shell
shell@android:/ $ su
shell@android:/ # cd /mnt/sdcard
shell@android:/mnt/sdcard # mkdir backup
shell@android:/mnt/sdcard # cd backup
shell@android:/mnt/sdcard/backup # dd if=/dev/block/mmcblk0boot0 of=mmcblk0boot0.img
4096+0 records in
4096+0 records out
2097152 bytes transferred in 0.479 secs (4378187 bytes/sec)
shell@android:/mnt/sdcard/backup # dd if=/dev/block/platform/omap/omap_hsmmc.1/by-name/boot of=boot.img
16384+0 records in
16384+0 records out
8388608 bytes transferred in 1.955 secs (4290848 bytes/sec)
shell@android:/mnt/sdcard/backup # dd if=/dev/block/platform/omap/omap_hsmmc.1/by-name/recovery of=recovery.img
16384+0 records in
16384+0 records out
8388608 bytes transferred in 1.904 secs (4405781 bytes/sec)
shell@android:/mnt/sdcard/backup # dd if=/dev/block/platform/omap/omap_hsmmc.1/by-name/system  of=system.img
1814528+0 records in
1814528+0 records out
929038336 bytes transferred in 271.368 secs (3423536 bytes/sec)
shell@android:/mnt/sdcard/backup # ls -l
-rw-rw-r-- root     sdcard_rw  8388608 2013-06-20 10:06 boot.img
-rw-rw-r-- root     sdcard_rw  2097152 2013-06-20 10:05 mmcblk0boot0.img
-rw-rw-r-- root     sdcard_rw  8388608 2013-06-20 10:06 recovery.img
-rw-rw-r-- root     sdcard_rw 929038336 2013-06-20 10:11 system.img
shell@android:/mnt/sdcard/backup # exit
C:\Program Files (x86)\Android\android-sdk\platform-tools>z:
Z:\android\kindle>c:adb pull /mnt/sdcard/backup/mmcblk0boot0.img
3373 KB/s (2097152 bytes in 0.607s)
Z:\android\kindle>c:adb pull /mnt/sdcard/backup/boot.img
3232 KB/s (8388608 bytes in 2.534s)
Z:\android\kindle>c:adb pull /mnt/sdcard/backup/recovery.img
3472 KB/s (8388608 bytes in 2.359s)
Z:\android\kindle>c:adb pull /mnt/sdcard/backup/system.img
3646 KB/s (929038336 bytes in 248.811s)
Z:\android\kindle>

以上で、完了です。

Kindle Fireの赤画面からの復旧方法+Cynanogenmod10.1の導入

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Kindle FireにCyanogenmodを入れようとして失敗して、赤画面のままどうにもならなくなった。

この状態からの復旧方法について調べた。

必要なもの
・Factory Cableと呼ばれるmicroUSBコネクタ側の1ピンと4ピンが接続されているもの
・古いバージョンのbootloader
・適切なfirmware等

とりあえず調べた時のネタ元は以下の2つ。
[Kindle Fire 2 Restore][Working!!!]-12/7/2012
[BOOTLOADER] 2nd-Bootloader/Recovery unlock process for KFire 2 [04/02 TWRP update]


手順1: Factory Cableを用意する。

[Info]Making/Using a Factory Cable
↑の元ネタは「How/why to make your own Motorola “Factory Cable”」で、こちらの方が、配線図付きでわかりやすい(以下の画像は、ここからの転載)
Schematic


手順2: Factory Cableを使ってパソコンとKindle Fireをつなげる
手順3: Kindle Fireの電源を入れる

「Fastboot」という画面が表示されます。


手順4: fastbootコマンドが動くか確認

まず、Windows上で「Android Bootloader Interface」を認識させる。
その状態で、fastboot devicesを実行。

Z:\android\kindle>fastboot.exe devices
Z:\android\kindle>

何も表示されない。

では、「fastboot -i 0×1949 devices」では?

Z:\android\kindle>c:fastboot -i 0x1949 devices
393C000600000001        fastboot
Z:\android\kindle>

「-i 0×1949」というオプション指定が必要です。

手順5: bootloaderを古いバージョンにする

bootloaderをver 10.2.4のもので書き直します。
入手元は、[BOOTLOADER] 2nd-Bootloader/Recovery unlock process for KFire 2 [04/02 TWRP update]です。

Z:\android\kindle>c:fastboot.exe  -i 0x1949 flash bootloader otter2-u-boot-prod-10.2.4.bin
target reported max download size of 486539264 bytes
sending 'bootloader' (227 KB)...
OKAY [  0.197s]
writing 'bootloader'...
OKAY [  0.276s]
finished. total time: 0.475s
Z:\android\kindle>

手順6: 続いて、bootイメージとかを書き戻します。

Cyanogenmodにするときは、「otter2-freedom-boot.img」「otter2-twrp-2.4.4.0-recovery.img」を使います。
標準のKindle Fire OSにしたい時は、バックアップしてあった「boot.img」「recovery.img」「system.img」を使います。

ここでは、Cyanogenmod用のものを書き込んでいきます。

Z:\android\kindle>c:fastboot -i 0x1949 flash boot otter2-freedom-boot.img
target reported max download size of 486539264 bytes
sending 'boot' (8192 KB)...
OKAY [  0.454s]
writing 'boot'...
OKAY [  1.085s]
finished. total time: 1.541s
Z:\android\kindle>c:fastboot -i 0x1949 flash recovery otter2-twrp-2.4.4.0-recovery.img
target reported max download size of 486539264 bytes
sending 'recovery' (8153 KB)...
OKAY [  0.379s]
writing 'recovery'...
OKAY [  0.839s]
finished. total time: 1.220s
Z:\android\kindle>c:fastboot -i 0x1949 reboot
rebooting...
finished. total time: 0.002s
Z:\android\kindle>

注: Kindle Fire純正OSにする場合は、rebootの前に「fastboot -i 0×1949 flash system system.img」でシステムを戻してからrebootします。

手順7: systemを書き込みます。
TWRPからcyanogenmodとgappsのzipファイルを適用します。

手順8: 再起動して終了

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