メールサーバを管理しているといろんなユーザがいるわけです。
とっくにサポートが切れたWindows Live メール 2012をWindows10上で使っている人、とかね。
そんな人からの問い合わせに対応するために検証用Windows10にWindows Live メールをセットアップしてみたら、メールが表示されない。
「メッセージを表示出来ませんでした」ってなんだ?

いろいろ調査してみると、[オプション]-[メール]-[詳細設定]の「メンテナンス」でどんな状態にあるか確認できるらしい(注:これは調査のための操作なので、特にやる必要はありません)

これの「トラブルシューティング」の「全般」と「メール」にチェックを入れて、「保存先フォルダー」に書かれたディレクトリにあるWindowsLiveMail.log にログが出力されるようになる。

受信トレイのメールをクリックしてみると下記の様な「Zone_MailChk ERROR: (storutil.cpp:3965), failed with 0x800C013E」などのエラーが出力される。
[15:11:00.34] 4138 Mail: Zone_MailChk ERROR: (msgfldr.cpp:2741), failed with 0x800C013E [15:11:00.34] 4138 Mail: Zone_MailChk ERROR: (msgfldr.cpp:905), failed with 0x800C013E [15:11:00.34] 4138 Mail: Zone_MailChk ERROR: (storutil.cpp:3965), failed with 0x800C013E
この情報を元に検索したところ、2020/08/26付けの「Windows Live Mail」というマイクロソフトコミュニティの書き込みを発見。
レジストリエディッタで「HKEY_CURRENT_USER\SOFTWARE\Microsoft\Windows Live Mail」直下にDWORD(32bit)で3つのキーを値「1」で新規作成して、Windowsを再起動してWindows Liveメールを開き直すとメッセージが読めるようになる、と。
作成するDWORDキー RecreateFolderIndex RecreateStreamIndex RecreateUIDLIndex

(該当する3つのキーの値は1回Windows Liveメールを起動することで「0」に戻ります)
この手順を実施したところ、ちゃんとメッセージが読めるようになりました。